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入試問題の解答例は公表すべきだ

 25日から国公立大学の前期日程試験が始まります。国公立大学への出願のころから、受験大学の過去問を解いてくる生徒の指導に終われます。過去問を集めた「赤本」は有名ですが、それに掲載されている解答例はあくまで例でしかなく、どこまでの内容が答案として要求されているのかをはかりかねて困ることが多いものです。答案用紙の様式が分かるだけでもかなり助かります。

 有名大学ともなると、大手の予備校は受験生に答案を再現させ、開示請求で知り得た点数と合わせて、その大学がどこまでの答案を要求しているのかを把握するのだそうです。そういう話を聞くにつけ、地方の受験生は不利だし、家庭の経済力が影響力を持つことも容易に理解できます。

 昨今、大学の出題ミスが話題となっています。その対策の一つとしても、解答例や採点基準の公開は必要だと思います。公開しない大学の理屈はいろいろでしょうが、入試で最も重要なのは公正であることです。授業料など入学後だけでなく、実は入学前から、居住地や家庭の経済力による格差が存在していることを大学入試に関わる方々は知っているのでしょうか?