歩いて、読む。

日々の雑感。ときどき、ちょっと文学。

他の言語を学ぶこと

 高校野球の予選も大詰めとなり、選手や監督、コーチのさまざまなコメントが新聞やテレビのニュースで伝えられます。コメントの中に「やりきる」、「やり抜く」という言葉をよく耳にします。この「やりきる」、「やり抜く」という言葉を英語では"Go the distance"と表現するのだそうです。この表現は、自分の目標地点が決まっていて、なおかつそこにたどり着くまでの道のりを知っていることが、やりきることの前提となっていると言えるのではないでしょうか。だから、「全力を尽くした」、「精一杯やった」というだけではない意味合いを含んでいると思います。このように考えていくと、目標達成のためには、通っていくべき道と、その道のり、そして目的地に到達するまでの所要時間、自分自身の移動速度、能力といった様々な要素を把握していることが大切であると教えられます。

 私は英語の知識はありませんので上記の考察が英語的に正しいのかどうかは分かりません。ここで考えたいのは、英語などの他の言語で思考することで、新たな気付きが得られることがあるということです。私が英語を学んで、面白いと感じるのはこのようなことであり、外国人とのコミュニケーションにはあまり関心を持ちません。

 大学入試が大きく変わろうとしています。中でも英語の力を検定試験によって評価するということが報道され、話題になっています。高額な検定料の負担の問題や、公平性の問題もありますが、学校の外国語教育が検定試験のためのものになるのではと危惧するのは私だけでしょうか。もちろん、アプローチの方法が違うだけで、外国語を学ぶ意義や面白さが変わることはないということならよいのですが。