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厳島と平家物語

 厳島平家物語といえば、なんと言っても厳島神社です。そして、平清盛との関わりの深さもよく知られているところです。

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 厳島神社の中には、清盛のほかにも平家物語の登場人物にゆかりのあるものがあります。ここでは、平康頼にゆかりのあるものを紹介します。平康頼は、鹿ヶ谷での陰謀が清盛の知るところとなり、俊寛、藤原成経とともに鬼界ヶ島に流されます。

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 康頼は鬼界ヶ島から千本の卒塔婆を流しますが、そのうちの1本が厳島神社に漂着したといわれています。厳島神社内に「卒塔婆石」という名の石があり、その話を伝えています。

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 厳島神社に漂着した卒塔婆は清盛のもとに届けられ、それを見て清盛は康頼を赦免し、帰京を許したといいます。康頼がそのお礼として厳島神社に寄進した燈籠は「康頼燈籠」として残されているということです。実際にこの燈籠は厳島最古の燈籠と言われています。