歩いて、読む。

日々の雑感。ときどき、ちょっと文学。

鳥取の行平伝説をめぐる現状

 現在、私は鳥取県東部地区の在原行平に関する伝承に関心を持っています。Webページにもいくつか紹介されていて、その中には地元の人間も知らなかったものもあります。

 鳥取市役所の公式Webページにも用瀬町の行平伝説が紹介されていました。その解説文中に『未木和歌抄』なる聞き覚えのない書名がありました。少し調べて見ると、どうも『夫木和歌抄』の間違いらしい。早速、市役所の担当者にメールで指摘したところ、直ぐにご返事をいただきました。

 昭和59年頃に地元の用瀬文学碑建設の会が作成したパンフレットをもとにWebページを作成したのだそうで、現在はその会は活動していないとのこと。

 30年前には文芸に親しみ、文学で地元を盛り上げようとしていた方々がいたことに感激しました。それと同時に、行平伝説を含めその存在を知らなかった自分を恥じました。

 …ところで、『未木和歌抄』についてはこれまで指摘はなかったのでしょうか?鳥取に残る行平伝説に関心が失われている事実をつきつけられた気持ちです。古典文学を愛好するものとして現状を残念に思い、自分に何ができるだろうかと考えさせられます。